2015年12月6日日曜日

今更ながら、IoTの話をしよう

IoTが何なのかあらゆるところで語られているし、そもそもの概念が今更って感じなのですが、今年は特に大きく変化したと思われるので敢えて話してみようか。

そもそも、「Internet of Things」を「モノのインターネット」と訳したことが惜しい。
これは「あらゆるモノ・コトがインターネットにつながる」ことを上手に表現できてない。

人間に例えて図示してみるとこうなる。

1.情報を捉えて(センサー)
2. 情報をクラウドに伝達して(インターネット)
3. 情報を処理して(クラウド+機械学習)
4. その情報を元に次のアクションをオーダーして
5. 実行する

…というのが簡単な説明。

ここで、それぞれをマッピングするとこうなる。

1.入力センサー(情報家電は内部でこれらを内包してると考えられる)
Arduino、RaspberryPi、mbedなどと繋がったセンサー群

2.ネットワーク接続できるもの(現在では主に無線)
Wi-Fi、BluetoothLEなどのネットワークに接続できて、情報をクラウドへ送ることができる

3.クラウド+機械学習など
MicrosoftAzure、AmazonAWSなどの大量の情報を受け取り、大量に解析、処理を行う

4と5.処理結果に基づくアクションとその実行
発注処理とかリコメンド、動作の変更、故障箇所の処理など

以前IPv6を推進する意見の中に、すべてのデバイスをインターネットに繋げるためにはIPv4では足りない(当たり前だが)というものがあったが、そこからは一歩先に進んでいる。

現状気になることは、各ベンダーが「総合的かつ一元的」にIoTサービスを提供しようとしている流れである。
メリットは、すべてがプログラマブルであるが故、共通の開発環境、開発言語ですべてに対応できるところだろう。
デメリットは(ここが重要だが)、本来別々のものであるそれぞれのコンポーネントを、自由に選択し実装できる部分が少ないように見えることだ。

近いうちに、.NETを使わないAzure IoTについて解説しようと思うけれども、選択の自由がエンハンスの一歩じゃないかと思うのだ。





0 件のコメント: