http://centos.org
特徴としては、
- Kernelが3.10.0
- Apacheが2.4系に
- systemdの採用(今までのinitではない)
- firewalldの採用(iptablesの設定を管理する)
- MariaDBの採用(MySQLの代替)
ってところでしょうか。
※なお、私が作ったCentOS7のVMDepotイメージはこちらで。
http://vmdepot.msopentech.com/Vhd/Show?vhdId=42491&version=43576
MicrosoftAzureでCentOS7を動かすには、自分でHyper-Vからイメージをアップロードする必要があります。
必要なものは以下の通り。
- Hyper-V(Windows8のものでOK)
- Azureストレージにアップロードするツール(私はCloudBerryExplorerでやりました)
- MicrosoftAzureサブスクリプション
- WALinuxAgent(githubより取得)
ハマるところだけいくつか解説します。
1. CentOS7をHyper-V上の仮想マシンにインストール
基本的には、以下のリンクの通りで良いのですが、
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1405/29/news148.html
Azureで動作させるためのVHDには条件があり、サイズ固定で127GB以下である必要がありますのでご注意ください。
2. WALinuxAgentのインストール
インストールが終わったら、WALinuxAgentのインストールを行います。
以下のサイトからgitで取得します。(gitコマンドはyumでインストールできます)
https://github.com/Azure/WALinuxAgent
中身はPythonですので、以下のようにインストールを。
$ cd WALinuxAgent
$ sudo python setup.py install
ここでインストールされるのですが、systemd向けのスクリプトがありませんので、別途導入します。
$ sudo cp distro/systemd/waagent.service /etc/systemd/system/
$ sudo systemctl enable waagent
$ sudo systemctl start waagent
3. 設定の初期化
Azureでマイイメージとして利用するために、以下のように初期化を行います。
$ sudo waagent -deprovision
このコマンドは以下の処理を行います。
- waagentの停止
- SSHホストキーのペアを削除
- DHCPリースの削除
- resolv.confの削除
- rootパスワードの削除
4. Azureストレージへのアップロード
仮想マシンを停止したら、作成したVHDをAzureストレージにPageBlobとしてアップロードします。
アップロード方法はPageBlobでアップロード可能であれば何でもOKです。
5. マイイメージの作成
Azureポータルにログインして、アップロードしたVHDファイルからイメージを作成します。
仮想マシン>イメージ>作成、ですね。
以下のように入力してイメージを作成すると、仮想マシン作成時にアップロードしたイメージから仮想マシンが作成できます。
6. 仮想マシンを作成して遊ぶ
あとは仮想マシンを作るだけです。
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